今、この時代、この場所という条件で、に知識、知恵、技術、人材などなどのさまざまな要素へのアクセスは自由で、そしてそれを習得、取得することは努力を惜しまなければできないくはない。そして、なにより、一個人でもやり方さえしっていれば、多くの人々に影響をあたえることができるテクノロジー、社会基盤がそろっている。それでいてなおかつ、それらがある程度以上の機材さえそろえば、コストがほぼ零で実現できてしまうというおそろしき状態である。しかし、人はどんなに裕福な状態であろうともそれには気付く事ができない生き物だ。常にネガティブに目をむけ、ルーティンをくりかえしていく。そこから抜け出す事は簡単なのにだ。「人はおのおのの無能の域まで昇進する」どこぞやの大家が言った言葉だが、まさにその通りで、今の自分にも当てはまる。無能となるのか有能となるかは行動をすることで分たれる。そんなシンプルな構造だが、それがとてつもなく難しいことなのだ。その簡単で難しいことをやることができたなら人は今より良い場所にいける。そして、この時代に行動することは、一個人として、社会の一員としての認識を常に持ち合わせていないと暴走をしかねないものである。多くの情報の流入、そして、一人の人間の影響力の拡大、人の正気を奪うには十分過ぎる存在の誇張。自分をしっかり持って、社会での立場をわきまえなければ、情報の海に飲み込まれるか、虚構の世界で生きるはめとなる。そんな危険でありながら、魅力的な力がそばにある。それが現代のこの場所だ。それを利用できるか、できないかが、これからの時代で生きて行く上で、人生に雲泥の差をもたらす。