<2004年秋 兵庫県 淡路島 夢舞台にて α707si (24-85[2.8-4.5] SHINBI100)>
今年を振り返って見ると、いい意味でも悪い意味でいろいろな経験ができた年だと思う。自分自身が、ある一点の場所にとどまろうとしている意思とその先に行こうとする意思のぶつかり合いの年でもあった。その両者の葛藤の中に今年はあったと思う。
僕は本来、来年、大学を卒業できた身だ。自分に思うところがあって、それを拒み続けていた。それが、あることをきっかけに無意味だと悟った。自分自身が何時の日かに見ていた自分の像と今の自分の像の対立が起きていることに気がついた。どうでもいいようなことに時間を割き、自分という人間との対話をなるべく避ける方向にもっていたのだ。その中で、自分の居場所なるものを探し求めたがそんなもの元から存在していたわけで探す必要性などなかったわけだ。ただ、それが自分との常の戦いであることである故に、相当の精神的に苦痛を伴うものだった。その事実を知っていながら、それを放置したわけだ。それも今の今まで。ただ、根底に流れるやり方。無自覚に取っていた行動の数々は自分との対話を行った結果だった。それに気付かずにそれに反する方向に自分を仕向け続けた。それが結果として、自分と向き合う以上のストレスを与えていたのだろう。
そんな感じで今年のある時点まで繰り返していた。そして、ある時点を境に自分との対話の世界に戻ることができたと思う。今の生活がいい。無謀とも思えることを平然とやろうとするその心構えがいい。
というわけで、来年はより一層に自分との対話、闘争を続けていきたいと思う。葛藤は続くけれども楽しい。それが何よりだ。
PS:本年度は本当にお世話になりました。来年もよろしくお願いします。では、良いお年を